ワコモナミ

16年間のアパレル勤務後、フラワーアレンジやブーケの押し花を制作する(有)モナミアンドケイを立ち上げ起業。「DRESS」で『デキる女の決断クロゼット』他コラムを連載中。https://p-dress.jp/keyword/key_2765

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服に体を合わせるか、体にあった服を探すか

今年からしばらくの間ファッションの大きな流れは女性らしさ、フェミニンな方向に向かうのでマスキュリンなファッションが好きなかあちゃんも少〜しだけ、レースやフレアスカートなどを取り入れるようにしています。「脚の太いところで切れたスカートを履かない」というのがこちらの記事にも書いた大原則ですので象脚、ししゃも脚、サリーちゃん脚」脚の悩みとスカート丈ししゃも脚のかあちゃんの場合「スカートは、ふくらはぎより長い丈」死守です。身長167㎝のかあちゃんは、着丈90㎝欲しい。ところが、どこ探しても売ってないんですよ、そんな長い丈のスカート。日本人女性向けの服はおおよそ身長158㎝、バスト83㎝、ウェスト67㎝、ヒップ91㎝あたりを基準に作られているのでないのが当たり前です。アパレルも無駄なもの作りたくないので昔は多かった「トールサイズ」「プチサイズ」なんていうのも最近ほとんど見かけないし、「Lサイズ」だったら身長も、バストも、ヒップも、ウェストも全部大きいです。つまり、今、街で売っている服のほとんどは「あなたが服にあわせればいいでしょ?」って言われているのと一緒なんですよね。これ、骨折で入院したのに塩気のない病院食食べさせられるのと同じことかもね。まあ既製服ですから、ある意味仕方がないです。で、ここで私たちは2通りの選択ができるわけです。(1)服に体をあわせて、なんかあわないけどまあいいや、で着る(2)体に合う服を見つけるまで、がんばって探す時間も労力もかかるけど服をバランスよくきれいに着たかったら「がんばって探す」はやっぱり必要なことなんじゃないでしょうか。世の中でスタイルよく見える人は「もともとスタイルに恵まれている」だけじゃないんだと思いますよ〜。がんばって探すとどんないいことがあるかというと自分の長所を殺さず活かせるということです。背が高くて、まあまあ脚が長いほうというのが唯一の長所であるかあちゃんにとって中途半端な着丈のスカートでここが帳消しになってしまうと「長所ゼロのおばちゃん」になっちゃうわけでして。形のいい大きなバストが長所の方ならそれをつぶさない服を、ウェストとヒップの差が大きい方はめりはりボディーを活かす服を。がんばって探すことは流行っているトレンドものを手に入れるより難しいしお値段も割高かもしれません。でもそういう服はきっとクロゼットの中で長く活躍してくれる1枚になるんじゃないかとかあちゃんは思います。3月から探してようやく見つけたブルーのスカート。

個性あるおしゃれさんのコツは「◯◯アイテム」を持つこと

「Pinterest」や「Instagram」を眺めていると、「おしゃれなんだけど、個性がない」という方と「流行はそれほど追ってないけど、個性的で素敵」という方がいるように思います。前者は、いつもファッション雑誌から抜け出したようで、スタイリングそのものは素敵なんだけどシーズンの流行をなんでも取り入れてしまっているためにその人自身の個性が伝わらないというかはっきり言っちゃうと「ただミーハーな人」に見えてしまうのが残念。これが、若い子ならそのチャレンジ精神も魅力に見えるけど大人女性が、やたらとミーハーだと「イタイ」につながっちゃうなあ〜と思うわけです。「じゃあ個性ってどうやって出せばいいわけ?」ですよね?個性のあるおしゃれさんに近づくコツの一つはずばり偏愛アイテムを持っていることだと、かあちゃん思うんです。こちらJenna Lyons(ジェナ・ライオンズ)さん。「J.クルー(J.Crew)」の社長兼クリエーティブディレクターです。(今年いっぱいらしいけど)このかた、「Gジャン、ミリタリージャケット、デニム、ヒョウ柄のコート」が相当好きらしく、このうちのどれかを着ていることが多いんです。同じGジャンを、第2ボタンまでを閉めてコートインに着たり

今日からデニム禁止令!!!